スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ウェザーベーン

今回は機体の説明を、と言っていましたが、予定を変えてウェザーベーンという仕組みについて説明しようかと思います。


ところで今回製作中の誘導弾ですが、四象限方式の赤外線シーカーを使っているあたり、初期型のペイブウェイとかなり似通っています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4
wikiでは、
「レーザー・シーカー部には円筒形の「ウェザー・ベーン」と呼ばれる整流板が備わっていた。」
としか書かれていませんが、その役割は以下のようなものだと思われます。

まず、投下された誘導弾には重力などの影響により、弾の正面方向と進行方向に若干のズレが生じます。迎え角というやつですね。
この迎え角の影響により、進行方向は誘導弾の正面より少し下向きになり、目標を誘導弾の正面に捉え続けるよう誘導した場合、目標の手前に着弾してしまうことが多いです。
したがって、目標を進行方向に捉え続けるようにすれば命中精度が向上することが期待できます。


そこで登場するのがウェザーベーンです。

ウェザーベーンはジンバルに整流板を取り付けたような構造になっており、空気の力によって、空気の流れている向きに自由に動くようになっていると思われます。
誘導弾から見ると、進行方向から空気が流れてくるように見えるので、ウェザーベーンの先端にシーカーを取り付けておけばシーカーは常に進行方向を向いているようにできます。



とまあ、原理は簡単なものですが、実際につくってみようとしたところ、
・強度
・重量
・信頼性
に難点がありました。


誘導弾の先端に付ける必要があるため着弾時にもろに力がかかります。可動部品をそのような場所につけると、補強のために重くなってしまいます。強度と重量はトレードオフであり、必要な強度を許容できる重量で達成できそうにありませんでした。
そして動作の信頼性ですが、シーカーからの電源や信号線が案外固く、風の力だけでは思った方向を向いてくれません。また重力も問題で、重心をジンバルの回転軸上を正確に通るようにしないと、向く方向が進行方向からずれてしまいます。

自作の誘導弾にウェザーベーンを付ける計画は、これらの問題が解決できず、結局お蔵入りとなりました。


今回はここまでです。次回こそ、機体の話をしようかとおもいます。



スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。